シェイクスピアと婚活 10 十二夜

藤森永子(ふじもりながこ)

こんにちは、藤森永子です。

 

シェイクスピアの作品で、初めて見たのが十二夜だったと思います。

椅子とテーブルだけの舞台装置で、

俳優が入れ替わり立ち替わり、

とても楽しいものでした。

 

シェイクスピアの作品がかかれた当時、

女優という職業はなく、

女性を演じたのは若い男性。

 

そこで、十二夜に出てくる主人公の双子の妹も男性が演じます。

いちおう、身を守るために男装している、という設定になります。

 

ところが、現代では女性が演じることが可能です。

女性が女性を演じ、でも男装している、

というわけわからない事態になっていきます。

 

十二夜は双子の兄妹がしあわせになる話です。

双子の妹ヴァイオラ。

男装したときの名はシザーリオ。

双子の兄はセバスチャン。

 

ちなみに見た舞台では、

一人3役(?)でした。

ヴァイオラとシザーリオとセバスチャンが同じ女優が演じている・・・。

・・・だんだん頭がこんがらがってきます。

 

さて、シザーリオは公爵のもとで働き、

公爵は令嬢に求婚中。

ところが、令嬢は公爵よりシザーリオが好きになり、

シザーリオに求婚してくるほどに。

シザーリオが好きなのは、実は公爵。

恋愛、婚活、なかなかうまくいきません。

 

兄のセバスチャンとは船に乗っていて、嵐で生き別れに。

双子なので、セバスチャンとヴァイオラ(シザーリオ)と顔はそっくり。

 

(生きていた)セバスチャンをみつけたオリヴィアは、

逆プロポーズをしかけて、気が変わらないうちに、

結婚してしまいます。

 

いろいろあっても、最後はちゃんとまとまります。

お話なので、出来過ぎかとも思いますが。

 

婚活もお互い良いな、とおもわないと結婚まですすみません。

人違いは発生しないので、この相手と合うのかどうか、

取り組んでいくしかありません。

ハッピーエンドは自分でつくるしかありません。

逆プロポーズもおおいにありです。

とはいえ、結婚相談所を利用しているなら、

結婚の意思を相談所経由でつたえて、 男性からプロポーズしてもらえるようにすることも可能です。

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