シェイクスピアと婚活 11 尺には尺を

藤森永子(ふじもりながこ)

こんにちは、藤森永子です。

 

シェイクスピアの作品で、尺には尺を、

も結婚にまつわる話です。

 

むかしは、できちゃった婚で、

男性死罪となった時代があったのだそうです。

そもそも結婚するまえにしてはいけないことをすると死罪。

・・・おそろしい。

とあるカップルの男性が死罪となりそうになり、

その妹は、死罪にならないように頑張ります。

 

その国をおさめる公爵が不在で、

その部下に死罪回避を嘆願するわけですが、

部下は妹に惚れてしまって、無理難題を。

 

無理難題をしたことがバレて、

部下も死罪となりそうになります。

 

death for death

MEASURE still FOR MEASURE

死には死を

尺には尺を

 

尺という簡単な言葉が、

とてつもなく重い言葉となります。

 

とある事を、死罪と判断した部下が、

とある事をしたのなら、部下だって同じく死罪に。

尺には尺を

死には死を

 

婚活もルールをまもって進めないといけないな、

と思いました。

 

さて、公爵は実は不在ではなくて、

ひそかに隠れてしっかり見ていたので、

誰も死罪となることはありませんでした。

 

そもそも、公爵が不在にならなければ、

だれも大変な目にはならなかったように思います。

 

そんな事の発端もあって、

最後、公爵が妹にプロポーズするのですが、

「お前がいうのか???」と思ったものです。

舞台上でも、妹の返事はありません。

 

プロポーズされて、すんなりとYESと言えるよう、

それまでの関係性も重要だなと思います。

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