こんにちは、藤森永子です。
ブラック企業で働いていました。
研修扱いで、時給が500円以下でした。
当時まだ日本で扱っている企業がなく、全国から研修生が来ているほどでした。
研修扱いとして、給料が安かったのです。
研修で新しいことが学べるものの、
拘束時間がながくて激務だったので、数日で辞めた人もいました。
激務すぎて廃人になり、一生働けなくなった人もいました。
ブラック企業でこのまま働きつづけて自分は大丈夫なのだろうか?
激務になれてくると、ふと考えました。
ほかの人も退職を考えることはあると言います。
でも、これまで他の退職者が更なるパワハラを受けたのをみると、
退職出来ないと言います。
つづけて働くのも大変だけれど、辞めるのも大変。
とくに仕事をやめて、次の仕事が決まらないと生活はどうするのか?
多少の貯金があれば、無職になっても多少は生きていけます。
もともと現場責任者のパワハラが凄かったところでした。
とくに若い人の芽が出ないように、徹底的につぶします。
提出した書類を捨てるのは基本。
3回くらい同じ書類を提出したことがあります。
捨てられることを考慮にいれて書類のコピーをとり、パソコンでも保存していたほどです。
作業中の道具は勝手に片づけ、仕事が遂行できないようにするのは日常茶飯事。
ロッカーなどない現場で、私物にイヤガラセもします。
私のカバンの上に10kgくらいの段ボールが2箱のっていました。
激務な上にパワハラ。
終電にのるためにホームで待っていて、ここで飛び込めば“終わるのだ”と何度思ったことか。
ある日、好きだった本の新刊が出て読んだところ、まるで面白くない。
心までオカシクなったのを実感しました。
退職しよう。
心や体を壊してまで、働く必要はないのです。
この企業にいなくてはならない理由もないのです。
貯金はあったので、やめて数か月働かなくても大丈夫なのです。