こんにちは、藤森永子です。
たくじつたくじ、の擇の字は、選択の択の字でもあります。
「よいものを選びとる」意味があります。
擇日擇時という占術をつかって、
手術や診察に良い日を決めたり、
結婚のために婚活中、良い日や良い時間を選びました。
引っ越しや縁を切る日、もあるので、
通書と言われる擇日擇時の本は欠かせません。
用事にあわせて日や時間を選んでいくわけですが、
葬送、死者を葬りとむらうのに良いときも、さがせます。
ある日突然死んでしまったとはいえ、
まだ生きている人たちはいます。
ご縁があったなら、良いときに葬送することで、
残った人の運を良くしていくことだって、
できるかもしれないのです。
悪くしないようにすることだって、
出来るかもしれないのです。
お別れはあるとき突然やってきます。
「亡くなった」電話で連絡をうけて、対面したときに、
お通夜、お葬式、納骨、色々いつやるか?
はショックが大きすぎてすぐに決められません。
今はコロナ禍で、お通夜やお葬式はせず、
家族や近所のかただけでお別れ会をすませ、
火葬することもあります。
生前、最後をどうしてもらいたいのか。
お通夜やお葬式はどうしたいのか、
まだ生きているうちに聞けるなら、
希望を聞くのもいいかなと思っています。
親族などがとおくから来ることも考え、
亡くなってから数日たってから、
日取りを決めていくことになるでしょう。
日取りを決めるときに、葬儀社と打ち合わせをするかと思います。
火葬場は友引の日はお休みです。
火葬場の空き具合も今はネットでわかる時代です。
良い日、良い時間を擇日で選んで、葬送の儀式を行うことも可能です。
日本には、六曜という日時の吉凶をみるものがあります。
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口。
ともびき、という日は、
友を冥土に引く、という意味もあり、
葬送にはむかないとして、火葬場がお休みになります。
コロナ禍など社会情勢によって、
火葬場に空きが数日ない事態もあります。
これまで生きて、ものすごく良くしてもらった感謝を込めて、
ものすごく良い日時で送り出してあげたいものです。