貧乏学者の妻になる

藤森永子(ふじもりながこ)

こんにちは、藤森永子です。

40代、はこにわプレート婚活部でのお見合いを経て結婚しました。

会社員の男性と結婚しました。

 

両親もお見合い結婚です。

父はそのころ貧乏学者。

大学を卒業し、研究所で働いていました。

そう給料は多くなかったそうです。

そのため、鍋は1つ、スーツのズボンは2枚、上着は1枚、

かなりの極貧生活がそこにありました。

 

「私のお小遣いと、父のお給料が同じだったのよね」

そう母が言っていたので、母はお金持ちの娘・・・。

 

そんな母が何故、貧乏学者の妻になったのか?

お金がないと生活できないはずなのに。

 

父の給料で生活していけばいいと思っていたそうです。

実家と同じ生活をしなくても良いと判断したらしいです。

 

そして、

学者なら、一生日本でつつましく暮らしていくのだろう、

学者なら、浮気されず静かに暮らしていけるだろう。

そう思って、母は父と結婚したと言います。

 

それなのに。

まさか、結婚した翌年、

父の留学でアメリカに行くことになるなんて。

まさか、子供たちが生まれて、

また父の留学でアメリカに行くことになるなんて。

まさか、還暦をむかえた父の教授就任で、

フランスに行くことになるなんて。

 

結婚して、波乱万丈な人生に巻き込まれた母です。

それでも結婚して50年以上がすぎました。

タイトルとURLをコピーしました