婚活ラストラン編 8 風がふくとき

藤森永子(ふじもりながこ)

こんにちは、藤森永子です。

それまでの結果と同様、なかなかお見合いまでに至らず、

1年で3人としかお見合いできない年もありました。

多くても1年で5人でした。

お見合いのない月のほうが多かったのです。

 

そんな中で、2020年、コロナ禍が始まります。

お見合いは人と人が会う事、そして不要不急ではないだろうと、

カフェなどでのお見合いが減ってしまいました。

かわりにZOOMをつかってのお見合いが増えました。

とりあえず、相談所のスタッフと4人ないし3人ではじめ、

2人でお見合いのかわりに話をしていきます。

驚いたのは、緊急事態宣言があけた6月にお見合いの数が増えたことです。

1日3人お見合いするのはあたりまえ。

お見合いのほかにデートすることもあり、

横浜駅を拠点に1日3人とお見合いして、デートして、お見合いして、

という事もありました。

突然、風がふいてきました。

このまま頑張れば結婚できるかもしれない。

 

月に何人もの人と会うスケジュール管理は大変でしたが、

仕事でシフトを作っていることを思えば応用が出来ます。

 

そんな中で、夫とのお見合いがありました。

デートも何度も出来ました。

プロポーズも突然されました。

 

婚活、突然すすみはじめました。

プロポーズされ、とくに却下する要因もないので、結婚する気になりました。

ただ、あまりにもあまりにも順調すぎて、心配したものです。

 

夫は実はすごい俳優さんで、あるときプラカードを持ってあらわれて、

「はい、ドッキリでした!! 騙されて、おつかれさまでした!!」

と言われるのではないか??と思っていたほどです。

 

突然風向きがかわり、婚活は結婚というゴールを迎えました。

無風の20年以上、耐えて報われました。

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