とある東洋系の占いの先生からのスカウトを見送ったとき、ふと数年前にフラリと立ち寄った占いカフェのことを思い出しました。
2014年9月
当時の私は都内の老舗レストランで働きながら、たまに知り合いが経営するカフェを手伝っていました。
カフェ勤務を終えた後、一緒に手伝っていた友人とご飯を食べに行くことになったのですが、どこへ行くか決めていませんでした。
レストランを探すのに元町商店街をブラブラ歩いていた時に目に入ったのが、占いカフェ
少し前にオープンしたのを認識はしていたものの、入る勇気はなく…。
一緒にいた友人は「怪しーい!」なんて言うし、入るのにどうしよう?と迷いましたが、ディスプレイの招き猫がかわいかったのと、お値段が良心的だったので、「入ってみるか」となりました。
怖々と入店しましたが、店内明るく清々しい空間で満たされ、スタッフの方々は近隣の普通のお店で働いていても違和感ないような雰囲気の方々で、一気に緊張感が解けました。
私が注文したのは、“だし茶漬け”
おいしくいただきました。
食後ゆっくりくつろいでいる時に、
一人の女性が近づいてきました。
なんと、このお店の店長さんとのこと。
これまた普通に会社勤めをしていそうな雰囲気の方で、安心感を覚えました。
もしも店内が薄暗く、いかにもな装飾品だらけで働く方々や占い師さんが物々しいスタイルだったら、多分私は逃げていたと思います、占い好きなくせに(笑)
おかげさまで「占ってみませんか?」と声をかけられた時、なんの警戒心も抱かずに「はい」とお願いすることができました。
なにを占ってもらったか実は忘れてしまいましたが(汗)、とてもよく当たっていて、「当たっています」と言ってしまい…(今思い出すと、失礼な発言だったなと…)
その時の返答がまた良かったんです、
「占いは当たって当然です」
正確なセリフまで覚えていませんが、だいたいこんな感じの返しで、私にはとても心強く感じたのです。
さらに当てるだけでなく、どうすれば良いのか具体的なアドバイスまでいただき、今まで出会ってきた占い師さんの中で一番納得できるなと思いました。
こうしてなにを占ってもらったか忘れたくらいなのでたいした相談ではなかったのですが、このとき大きな案件を抱えていなかったことを残念に感じたことだけは覚えています。
今にして思えば、この時から半年後に転機が訪れたので再訪すれば良かったのに、私は楽なほうへ流れてしまったのです。
人生を考えなおす良いきっかけだったのにな〜
その数ヶ月後に居酒屋でのアルバイトがうまくいかずに悩み、再びはこにわカフェへと足を運ぶのですが、その時は『仕事をやめるかやめないか』だけしか占わず、勉強してみようとは考えもつかなかったのです。
まさかこの2年後に大変なことが起きるとは、この時は予想だにしませんでした…。