新婚三か月

藤森永子(ふじもりながこ)

こんにちは、藤森永子です。

 

世の中には結婚したけれど、

配偶者が結婚後3か月で亡くなってしまう事もあるそうです。

 

20代のころ、働いていた会社の休憩室で、

お昼休みでご飯を食べながら聞いていた私は、

結婚したばかりでとても幸せな時期なのに、

配偶者を亡くすのは、とても不幸せだなぁと思いました。

 

まだ独身だった私は、

そんな不幸せになるなら、

結婚しなければよかったのでは?

とも思いました。

 

でも、人生いつ終わりかは、誰にもわかりません。

三か月後の未来がわかる二人ではなかったはずです。

二人で幸せになる、そのために結婚しただけです。

 

さすがに配偶者をなくした彼女は半年ほど気落ちしたそうです。

ところが、精神科医であった彼女は、

もう一度勉強しなおし、気落ちした女性たちのケアに従事しているそうです。

悲しみが一杯でも、他のひとのために出来ることをしているそうです。

 

彼女いわく、たった3か月でも、

新婚生活は幸せだったそうです。

たとえその後に不幸せがあっても、

結婚したことに悔いはないそうです。

 

女性として、人として、

ただただ凄いな、と20代の私は思いました。

 

いつか、お別れすることの恐怖や不幸せを回避するために、

そもそも結婚はしないか。

そして、お別れするときまでの幸せを諦められるのか。

 

婚活するまえ、婚活中、

独身の私は未来の結婚生活を考えていました。

 

配偶者を亡くす場合もあれば、

私が先に亡くなる事もあります。

 

とりあえず、私は婚活をがんばりました。

結婚して、幸せな今があります。

 

できるだけ、お別れの時を先にしようと、

健康には気をつけています。

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