マンション編 2 独身女性が家を買うという事

藤森永子(ふじもりながこ)

こんにちは、藤森永子です。

 

マンションを買うまで、賃貸物件に住んでいました。

実家を出て、働いて、いつかは結婚となったら、夫と二人、どこかに住むだろうとおもったからです。

 

ところが、20代30代婚活をしていても、一向に結婚できません。

だんだん自分は一生独身なのではないだろうかと思ってきたわけです。

そうして40歳になる前、母からマンションの購入をすすめられます。

 

独身女性に今後、賃貸物件をかしてくれるかわからないし、

賃貸料をはらう代金でマンションは買えてしまうからです。

新築マンションや中古マンションを見学する日々がはじまりました。

 

仕事は全国に支店があるので、どこででも働けます。

どこのマンションを買っても問題ありません。

 

とはいえ、まだ結婚を諦めたわけでも、出産を諦めたわけでもありませんでした。

駅から徒歩10分以内、フルフラットの歩道でベビーカーでも車いすでも問題がない立地。

駅まわりにスーパーや病院薬局銀行郵便局があること。

子供のために保育園幼稚園小学校中学校があること。

トイレバスはぜったい別で、お風呂は追い炊きができること。

オートロックのマンションで、エレベーターがついていること。

絶対ゆずれない条件はありました。

 

独身女性が家を買うという事、それは一生独身です、

を宣言しているような世間の風潮でした。

誰にも結婚してもらえなかった、そんな風にもみられたものです。

 

いつかは結婚、私はあきらめていませんでした。

夫と子供のことを考えたら、ワンルームのマンションは除外していました。

そして、独身であっても、親や兄弟、友達や親戚などが遊びに来ます。

私の寝室以外に寝泊まりできる和室も必要でした。

そうして上記の条件がすべてクリアした物件に巡りあいます。

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