マンション編 11 最後の契約

藤森永子(ふじもりながこ)

こんにちは、藤森永子です。

独身時にかったマンションに、買い手があらわれました。

もう売ることに決めました。

 

月末には手術の予定でした。

木曜日手術のため、前日水曜日入院。

最後に不動産屋さんとあったのは、手術のある週の月曜日でした。

 

午後からの仕事だったので、

午前中に契約をしました。

書類とハンコを色々もって、不動産屋さんと事務処理です。

 

そこで、もう一度契約のために会う必要があると言われます。

だいたい1か月後に。

 

買い手が資金を用意したところで、

銀行にあつまり、私にお金が入ったところで、

登記の書類を書き替えていくのだとか。

私と不動産屋さん、買い手と銀行の人、

そして登記の書類を処理してくれる人が一同にあうとの事でした。

 

  

ところが、懸念事項がひとつ。

手術をして、その後、私がどうなるかが、わからないのです。

退院できても、出かけられるかもわかりません。

 

そこで、提案されたのは、不動産屋さんが代理人として私のかわりに、

銀行に行くことでした。

不動産屋さんは、はこにわプレートから紹介されました。

婚活部の卒婚生たちも利用している不動産屋さんでした。

何度かやりとりをしているので、安心感もありました。

 

そしてはじめて不動産屋さんに会ったときに、手相を私は見てしまいました。

この手相なら大丈夫、そう思って、委任状を書くことにしました。

 

不動産屋さんはすぐに書類を手配してくれました。

重要書類のため受け取り確認が必要で、私は火曜日仕事でうけとれず、

水曜日郵便局まで受け取りにいきました。

その場で委任状など必要な書類を書いて、コピーをとって、返送。

水曜日の午前中に処理をしました。

その日の午後、私は入院しました。

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